15年ほど前はウチの主力商品は
自動車のおもちゃ。
電動、ゼンマイ、ラジコン、フリクション、リモコン
などなど、色んなジャンルの商品が。
車種も、建設車両をはじめとして
スポーツカー、パトカー、4輪駆動車、
実在の車から未来の車みたいなものまで
ありとあらゆる自動車がカタログを賑わわせていたのだけれど、
いま改めてカタログを見たら、7種類しか残っていない。
なんでこんなに売れなくなっちゃったの?
自動車に対する憧れがなくなってしまったから
じゃないかなと・・・
30年前は、学校を卒業して就職したら
一番最初に欲しいものはクルマ。
車を買って、海に行ったりスキーに行ったり
女の子をデートに誘うにも
クルマなしではちょっぴり誘いにくい。
当時のライフスタイルならマストアイテムだった。
翻って今現在、ある調査によると
10~20代で車に関心がない人の割合 57%
10~20代で車が欲しくない人の割合 54%
半数以上が、車なんて興味ないし欲しくもない
と、思っているらしい。
興味がなく欲しくもないものに憧れる人なんている訳ないし、
憧れがないもののミニチュアなんて売れないよね。
そう考えると、他にも「憧れ力」の低下で
売れなくなってしまった玩具が・・・
ポリスセット ― 少なくとも子供の憧れの職業ではなくなっちゃったよね
携帯電話 ― 玩具なんか買わなくても親のお古が回って来るから、憧れる必要なし
じゃ、今の子供たちがどんな職業に憧れて居るのか調べたら、
サッカー選手、野球選手、医師、看護婦、パティシエ
そんな感じ。
正直あんまり玩具の売り上げにはつながってないなぁ。
ドクターセットも以前に比べたら風前の灯火だし、
最近の流行でいえば調理玩具でかろうじて
パティシエが引っかかるくらい。
「憧れ力」で玩具を売るのは難しい時代なのかもね。
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