香港トイショー

自分の毎年年初の恒例行事と言えば
香港トイショー。


今じゃ名前も変わって、
正式には

「HONG KONG TOYS & GAMES FAIR」


以前はこのショー、とても大切で
おそらく年間仕入れの40%くらい
ここでピックアップしていた。

当時、うちの会社に限らず
玩具にかかわる会社にとって
香港のプレゼンスは絶大で、
どちらのメーカー、輸入業者にとっても
香港は軽視できない場所だった。


かれこれ20年ほど前、
中国の工場と直接取引するのはリスクが高くて、
品質はボロボロ
納期は全く当てにならず
不良品だらけでも、納期半年遅れても
全く返金も期待できない。

もう、ビジネスの文法が異なっている
としか言いようがなく
言葉の問題以前に
思考法が全く別世界の人。

宇宙人とだって
もう少しコミュニケーション取れるんじゃないかと
思ったことも数知れず (ノω・、`)


そんな時代に
我々と中国の工場の橋渡しをしてくれていたのが
香港の工場や商社だった。

言葉だけでなく思考の通訳も含め
品質や納期の管理に欠かせない存在だった。


時は流れて・・・・2019年。


香港のプレゼンスは低下する一方。


中国の方、最近英語上手です。
下手すりゃ自分よりよっぽど上手い。

人や会社にもよりますが
品質管理もちゃんと出来るところ多数。


先日も

「不良が出たので納期遅れても構いませんか?
 もし必要であれば必要数だけエアーで送ります」

って、こちらから何も言わないのに提案が・・・


こうなってくると
香港の出番は減る一方。

ここ数年は、香港トイショーというよりは
中国の工場の出店が多く、

汕頭トイショー

の様相を呈してきて寂しい限り。


ということで、
今回の香港トイショーも
即仕入れは0点。


でも、20年間
毎年香港トイショーで会う工場の社長が
未だに元気でやってるの見ると
ちょっと嬉しいね ( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡


今回も

「老けたなぁ」
「お前もなぁ、なんだよその髭w」


なんてことない会話ですが、
この歳になると
お互い潰れずにどうにかやっているのを
確認するだけでも少し嬉しい。


自分がこの仕事を続けている限りは
香港トイショーには必ず来るだろうなぁ。

消しゴムに穴をあけてネックレスにする機械 おもしろい?


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