汕頭 今昔 NO2

とにかく色々と仕入れたのですが
安いものには理由があると気付くのに
さほど時間はかかりませんでした。

汕頭の商品が
当時極めて安かった理由は
主に3つ

1.検品していない
2.商品開発していない
3.パッケージに一切コストをかけていない


1に関してですが
当時汕頭にはQCという
概念があったかどうかも怪しい |д・´)

10個不良が出たら後から10個あげるよ
そんなシステムだったんですよね

そんな相手からノーガードでモノを仕入れる訳ですから
入庫した商品は当然のごとく不良品だらけ

一応商社が検品はしているのですが
全量検品ではない以上
検品していない部分の品質は言わずもがな

一番悪かったケースでは80%くらいの不良率
ホント、ノイローゼになりそうだったわ (=ω=;)


2がそもそも不良の原因

自分で一切商品開発せず
見よう見まねでコピーしているだけなので
モノの仕組みや成り立ちが全く理解できていない

一見すると外観は一緒でも
見えない部分で手を抜いているので
その部分が不良の原因になる。

例えば成形材料は再生品率50%以上だったりして
ちょっと触っただけで割れてしまったり
直射日光に少しさらされただけで溶けてしまったり


そして3
これが意外と厄介だった

箱や台紙などの印刷物に使用する紙の質が悪い

当たり前のように色は汚いし
合紙の紙が剥がれてきたり
張りがないフニャフニャの紙を使用していたり・・・

ブリスターも
当時日本への出荷に使えるグレードのものは皆無で
薄くて透明度が低く使い物にならないものばかり

汕頭の犬 珍しい日本人にビビって寄ってこないw

日本で汕頭の商品を売り始めた頃
あまりの安さに驚き
大量の発注をくれたお客様たちが
地獄のような品質に見切りをつけて
発注を控えるようになるまで
さほど時間はかかりませんでした。


続きます


0 件のコメント:

コメントを投稿

▼閲覧数の多い記事