墨田区のおもちゃ屋さん

私、社長の息子です。

なんて言うと嫌味で偉そうですが
自分が小学生の頃、
一クラス45人中30人くらいは
社長の息子や娘だった。


理由は定かでないものの
自分が育った墨田区は
そもそも自営業が極端に多いエリアで
あの子のお父さんはメリヤス屋さん
あの子のお父さんは印刷屋さん
あそこの家の家業は皮屋さん
そんなエリア。

その中でも一クラスに1人くらいは
必ずいたのがおもちゃやと
そこに勤めている社員の子供。


もともと台東区蔵前を中心として発展した
東京の玩具業界ですが
ウチの父のようなレートカマーのための
スペースはなく(あったけど高かったのかな)
当時のウチの父も含め
川の反対側である墨田区に自宅兼会社を構える
問屋さん、メーカーさんも数多くありました。

その後もその流れは続き
こう言う言い方をすると語弊はあるものの
金のある新規業者は台東区
金のないヤツは墨田区
的な住み分けになっていたのですが
ここ15年くらいですっかり居なくなっちゃった (´・ω・`)


とにかくメーカー、問屋含め
倒産、廃業で業者の数が減りまくり。

おそらく今じゃ
両手の指で数えられるくらいしか
残っていないと思う


長さがわかっている
または出口の見えてるトンネルなら我慢できるけど
もはや構造不況

少子化と子供文化の多様化のコンボ攻撃で
業界的に青息吐息だからね


そういえば蔵前も玩具の街から
すっかり様変わりしてしまって
いまじゃおしゃれなカフェの街?


まぁ今の時代、
オフィスがどこにあろうが
関係ないからなぁ

うちの会社も知らないうちに
インドネシアあたりに引っ越してるかもしれませんよ |д・)

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