はくぶつかんの変形ロボ 0シーダⅢ シードアタッカー

この商品ははっきりと覚えてる!


大学生の頃、友達とスキーに行く約束してたら
親父が、

納期が間に合わないから手伝え! (・д´・ )


で、友達も含めて訳も分からないまま
埼玉県三郷辺りの工場に連れていかれて、
朝からズーっとこの商品のタイヤを取り付けるお仕事 (||ŎдŎ)


おそらくこの頃の工場って
皆が考えている工場のイメージとはかけ離れていて、

パーツの成形 → 成型工場

で、その成型工場から
組み立てが必要な各パーツ・・・例えば腕、脚等を
それぞれ内職屋さんに持っていく。

内職屋さんはそれを各内職パートの方のお宅にお届け。

頃合いを見計らって回収して
まとめ屋(と自分たちは呼んでた)に届ける。

まとめ屋は各内職屋が持ってきたパーツを
最終工程の組み立て、梱包をして完成。


もうこの頃には
一か所で成形から組み立て、梱包まで出来るような工場は
ほとんどなくなっていて、ましてや大手のお仕事で一杯なので、
ウチのような会社は、上記のような面倒くさいプロセスで
どうにか国内生産していたの・・・


朝からタイヤをはめ続けて
指先の感触もなくなった夜7時ごろ、
ようやく予定数生産完了して
友達と3人、バイト代握りしめてスキー場に行った記憶が・・・


時系列で考えると、
おそらく30年位前の商品じゃないかな。


パッケージのデザインは今風で
このまま販売できそう (*・∀・)


パッケージを開封したら、当然のようにブリスター。


もう発泡スチロールよりはブリスター使ってた時代。


肝心の商品は、脚が短い!
ビックリするくらい短い! 短すぎる!!



ちょっとした心の傷になっているシーバトロンマンタなんて
こいつに比べれば全然脚長いわ (・Д・)


しかも一部のパーツが成形不良で取り付けられない。

手前のパーツがどうにも付かない

本当にMADE IN JAPANなの? (。・ˇ_ˇ・。)


さらに取り外しパーツ多数で、
変形ロボというよりは組み立てロボ。

バラして付けるタイプね


多用されているメッキパーツのおかげで
パッと見は悪くないんだけど。


正直全く良い商品とは思わないんだけど
この商品、よく売れてたんだよねぇ・・・


変形ロボとしてのモノの良し悪しじゃなくて、
手頃なプライス、扱いやすい箱のサイズ、国内生産による適切な在庫管理。


この辺りで取り扱いが多かった商品なのかもしれないな・・・


商品が良ければ売れるってもんじゃないな。
逆にモノが大したことなくても売れちゃうときはある。


勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし

という名言を思いだしたよ。


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