商品のサイズにまつわるお話 

「入数」って普通にみんな使用してる単語なんですかね

商売している家に生まれた自分は

物心ついた時には耳にしていたので

違和感なく使っているんですけどね

念の為、コレ「イリスウ」と読んでます。


通常店頭で見る商品は一個単位ですが

メーカーから出荷されるときは

オオモノなら3個だったり6個だったり12個だったり

ウチのような低単価の雑玩だと48個だったり

72個だったり144個だったり

ランチ景品だと480個なんて強者も

いわゆる出荷単位の箱に入っている数が「入数」


その昔昭和の時代

今ほど皆ギスギスしておらずおおらかだった頃

S急便を始めとする運送屋さんは

「まず取扱個数ありき」

と感じられる営業方針でした。


ウチあたりの話を例にとると

日本全国一律500円(沖縄除く、離島含む)

都内だけ例にとれば

もっと安い運送屋さんも多々あったのですが

なにぶん地方出荷が多い当社

アベレージで見るとこの料金体系に

ずいぶんと助けられてました。


なんせカートンが大きかろうが

どんなに重かろうが1個は1個で500円

こっちにしてみれば1カートンの入数は

多ければ多いほど利益率が上がっていくのよ


ときに単3電池2本入x192個

ということは電池だけで384本入っている

光る棒なんて商品が売れた時がありました

当時30kgくらいまではヒョイッと

担ぎあげられた当社の社員が

腰をいわしてしまう重量なので

おそらく40kg近くあったはず



ときに8インチのボール12個一袋入りを

3袋しばりつける

8インチっておおよそ20cmだから

縦一列に並べると2.4mx3列60cm

重量こそ軽いもののビジュアル的には完全に壁


オオモノヤさんの事情は知りませんが

ウチのような雑玩屋に関しては

どこの会社も似たり寄ったり

2カートン縛りで10才

4カートン縛りで15才なんて

情け容赦ない荷物を運送屋さんに

押し付けるヤツラもあちらこちらに居ましたよ


メーカーにとっては入数大=正義

なんて世の中でした。


時は流れて令和・・・

通信販売が増えた結果

運送業は完全に売り手市場


もうね・・・入数が控えめなことw

10才?とんでもない!

カートン大きいと運賃だけで3000円とか言われちゃいます(-_-;)

30kg?ふざけんな!

カートン重いと積んでいかないで置いて行かれちゃいます(;'∀')


ぶっちゃけちゃうと500円上代のモノでも下手すると

48個しか入れられないんですよ

上代で24000円ですよ?

(あくまで店頭価格なの、卸値は・・・言えないの・・・( ´∀` )

3000円も運賃かけて利益が出るかっつー話


もうね大きい商品なんて扱えないです。

昔雑玩屋さんが得意としていた

「無駄に大きなフリクションの車」

とか

「意味なくパーツ数の多いキッチンセット」

意味なくパーツが多いのが魅力的w

とかそんな商品はもうお取り扱いできない世の中です。

雑玩屋と言えども今や効率を考えなければいけない世の中

ということで細かい商品が多くなってきた今日この頃

たまにはドカンとバカみたいに

大きなフリクションの4駆とかやってみたいよね


幅30cmって(;'∀')でけえな










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